- 2015年6月20日
やなもり農園の本気 美味い野菜を飲み尽くす@堂島「SALONIC」
自堕落な食生活を少しだけ改善する……という言い訳を作るための第2弾。今日は、極上の野菜を有名レストランに提供しているやな……
「ニッポンごはん旅」との自主的コラボ企画として続けている「公務員グルメ旅」(なんか公式でいつの間にかタイトルが付いてた)
そのまちのおいしいものや魅力的なスポットは、そのまちで働く公務員が一番よく知っている! と決めつけて、お友だちの公務員に極秘情報を得てそのまちを紹介しています。
今回は、勉強会で和歌山市を訪れることになり、4回目にして府外へ。ようやく旅らしくなってきましたね。
[blogcard url=https://gohantabi.jp/special_list/20220801]
長文注意! お時間があるときに目次で飛びながら読んでくださいまし
今回の紹介人は2人。和歌山市の健康局健康推進部長・上野美知さん、そして、旅するように暮らす日常の和歌山「Wakayama Days」を運営されている武田健太さんに色々と教えていただきました。
[blogcard url=https://www.wakayamagurashi.jp/lifestyle/interviews/takedakenta]
わかやまOM(オフサイトミーティング)主催で、元公務員で行政でデザインを学ぶならこの人、佐久間智之さんをお招きした勉強会。コロナ禍でオンラインでしかお会いしたことのない方や久しぶりに佐久間さんに会えるということで、リアルとオンラインのハイブリッド型でしたが、ぜひリアルでということで行ってきました。
この勉強会も本当に素晴らしかったので、公務員の方は機会があればどんな部署に所属していても佐久間さんのお話を聞いて……あ、8月にまた本を出されるんだった。
あ、私もポチらないと。
とまぁ、勉強会が主目的……のはずですが、私の場合は、グルメ旅もセット。勉強会の前におすすめいただいたお店にランチで突入です。
ご紹介いただいたお店の中で、勉強会の会場から一番近かったのがこちら。紹介人からの紹介コメントは「個性的な店」の一言。
確かに。店頭にミラーボールついてますやん。
営業時間は朝の8時から夜の0時まで。おいおい、すごいな。
中華テイスト満載の居酒屋さん?なのかな。
定食メニューを見ると、こんな感じ。なるほど「おかしい(個性的)」。
「バイブスやばい」というとんかつ定食や、中華の定番の魯肉飯、点心、中華がゆも気になりますが、ここは「セクシー」で。
お重に入った「御膳」スタイルの中華弁当。サラダや副菜などバランスが良く、メインのヤンニョムチキンはスパイシーな辛みでなかなかに刺激的です。
メニューを見ていると麻婆ホルモンなど、仲間と飲みに行っても面白そうなお店。
これは、近くで仕事してたらランチでも仕事後でも行ってしまいそうですね。一回では魅力を味わい切れなさそう。
「セクシー」とのことなので、ちょっとセクシーな感じで撮ってみました。
勉強会のあとは、ラーメン好きの仲間と「井出商店」へ。全国的に有名なので、一人での旅行だと逆に避けてしまいがちなのですが、せっかくなので少しだけ行列に並んで行ってみました。
今でこそ「ご当地ラーメン」という言葉も当たり前のように聞かれますが、和歌山ラーメンを全国に知らしめたのはこの井出商店です。
提供されるラーメン……中華そば(と、同行者に指摘されました)は、豚骨ベースの醤油ラーメン。
奇をてらっていない、まさに真っ正直にど真ん中の味で、ずっとこういう味で提供されていたんだなというのが分かります。
チャーシュー、メンマ、かまぼこに青ネギ。シンプルなトッピングに、中細のストレート麺。堅すぎず、柔すぎず、ホント、お手本のような中華そばでした。
おいしかったです。
遠征するとハンバーガー店を探すようになったのは、グルメ仲間のふじじんさんのせいだ、きっと。ホントにもう!
いわゆる高価格帯のグルメバーガーを提供されているんですが、狙っていたのがこちら。
提供時に目の前で熱々のモッツァレラチーズをたっぷりとかけてくださる「マグマデバーガー」
提供時の動画、撮っていたんですが、不具合があって保存できてなかった……惜しい。これは動画で紹介したかった。
チーズまみれなため、バーガー袋に入れてかぶりつくという形では食べられませんが、こだわって使われている熊野牛のパティにモッツァレラチーズの優しい甘みが合っていて、これはなかなかに美味です。
こちらも、これ以外のかぶりつくバーガーメニューも試してみたくなるお店でした。
2日目のスタートはウォーキングで、上野さんにおすすめいただいた喫茶店「タプロース」へ。
和歌山城の外堀だったという市堀川沿いに歩いて2.5kmほどウォーキング。大阪で暮らしていることもあって、こういう水のある風景というのはなんだか落ち着きます。
営業時間は7時半からと聞いていたので、8時半頃にお店に到着。
さっそくおすすめのオムカレーを……って、カレーは11時からのランチメニューじゃないですかっ。
そりゃそうだと思って、ママさんに「ごめんなさい。お昼に出直します」と伝えると、待ってもらえるならオムカレーなら作るよと言われて、「お願いしますっ!」と即答。
食事後にお話しすると、ツーリングなどでお店に来てくれる人が結構いるんだけど、朝早くからやっているお店ってあまりないので、遠くから来てくれているのに申し訳なくてモーニングのお客さんを優先で、待ってくれるならオムカレーだけ作っているとのことでした。
私の両親も食堂を経営していたので、なんとなく似た雰囲気を感じて、なんだ嬉しくなっちゃいました。
金・土・日の週末のみの営業。ご主人が施設に入った時に、自分でやるのは週末のみが限界と思い今の営業形態になったと言っておられ、元気で長く続けてくださいとお伝えしました。
カレー粉でしっかりとした辛みをつけたドライカレーを玉子で包んだオムライスに、平日にしっかりと煮込んだサラッとしたカレールーをひたひたに浸したオムカレー。
辛みの度合いが違うカレーが合わさって、結構刺激的な一品になっています。
大きめにカットしてある牛肉は長く煮込んでいることもあって、柔らかく噛みしめるほどにカレーの辛さとうま味がにじみ出てきます。
こちらを紹介いただいた上野さんは、財政課に勤めていた時にこのお店の近くで、予算査定の激務をこなしていて、仕事の合間にこのオムカレーで、パワーを充電していたと言います。
今はその事務所も閉鎖し、和歌山市役所からも少し離れているので、その頃を知る職員も少なくなったとのことですが、こういうソウルフードのような食事は、観光ガイドでは絶対にたどり着けません。
パワーフードでしたね。お店のママさんの人柄も込みで、ぜひ再訪したいお店です。
オムカレーで暑さを乗り切るパワーを蓄えたら、和歌山城へ。
現在の天守閣は1958年に再建された鉄筋コンクリート造りの3代目。
大阪城同様に、天守閣には鎧兜や武具、そして紀州と言えば鉄砲なども飾られています。
標高48.9mの虎伏山の山頂に天守閣があり、子天守閣と連なった白い外壁も含めて遠景から撮影すると、まるでパルテノン神殿だと書く人もいて、確かに写真映えするお城だなぁと思いました。
天守閣へは少しきつめの石段が続く裏坂を登りましたが、静かで心地良い雰囲気でした。
意外とおすすめなのが天守閣から望む四方の風景。
270度パノラマで撮影してみましたが、どの方向も広い風景が広がっています。高いビルが無いわけではないのですが、天守閣が周囲よりも高い場所にあるので、和歌山市街を正に一望という感じ。
私は遠くに海が見える西側の風景が特に好きですね。
和歌山城の敷地内にある和歌山城公園動物園、秋の紅葉時に訪れたい紅葉渓庭園、御橋廊下の雰囲気も……色々と紹介したいところはあるのですが、ここではこの辺で。ぜひ実際に訪れて、あなたが好きな風景を見つけて欲しいなぁ。
そうそう、上野さんには和歌山城を撮るならということで穴場のスポットを教えていただきました。
和歌山市役所の隣にある和歌山城ホールの屋上庭園は和歌山城をバックに記念撮影するのに最高です。
後半戦は武田さんのおすすめで加太に向かうことに。
加太は、実は以前からチェックしていました。といっても、加太のまちではなく、そこから船に乗って向かう「友ヶ島」に行ってみたいなぁと思っていました。
友ヶ島は、第二次世界大戦まで要塞島として活用されていた無人島。当時の砲台跡などがそのまま残されており、その雰囲気からスタジオジブリの作品「天空の城ラピュタ」の世界感を味わえると人気になっています。最近は漫画・アニメ作品「サマータイムレンダ」の舞台にもなっており聖地巡礼に向かう人も増えています。和歌山市役所の庁舎前にあった掲示板でも「サマータイムレンダ」推してましたね。
なので、武田さんから加太のまちにあるお店を教えていただいた時に、友ヶ島への中継点だなぁとおもっていたのですが、実際に訪れてみると……いやいや、加太もええやん。
加太のまちへは、南海・和歌山市駅から加太線に乗って向かいます。その加太線を泳いで……走っているのが「めでたいでんしゃ」
外観が魚になっている4色(種)の電車です。
外観が可愛いのはもちろんなのですが、乗ってみるとこだわりが本当に素晴らしい。
吊り輪が海の仲間になっていたり、
座席シートやブラインドにも海の生き物が一杯。
加太からの帰りはピンク色の「さち」に遭遇したのですが、内装、デザインコンセプトがまた違っています。
「さち」の車内は床が木目調、扉からは赤い魚が入ってきていました。楽しい。
あとでホームページを見てみると、見つけられなかった仕掛けも山ほどあって、また乗って、写真を撮りに行きたいなぁと思ってしまいました。
加太は昔ながらの漁師町です。友ヶ島への観光だけでなく、海釣りを楽しむ人も良く来るんだといいます。
山と海が近く、町中の風景は穏やかで「雰囲気がある」ので、観光スポットでなくても歩いていて楽しいです。
一つ一つは目立った観光スポットではないかもしれませんが、まちの風景や空気を楽しめる人にとっては、友ヶ島への中継地としてしか見ないのはもったいないです。
そんな加太で、武田さんに教えていただいたのが、ゑびすやさん。
加太港で朝釣り上げられた魚を提供しているとのことで、海鮮丼を注文しました。
オーダーしてから調理がスタートするので、結構待たされます。気の短い人には向かないお店かも。
海鮮丼はちょっと小ぶりですが、お魚の質はかなり高いです。
鯛、アジ、ハマチ、タコの4種の海鮮丼は、やはり新鮮で、食べると嬉しくなっちゃいます。
やっぱり魚介類は鮮度が命ですね。
実は、お隣のお客さんが刺身定食(¥1,800)を頼んでいたんですが、そちらには結構立派なあら煮がついていました。おぉ、そっちがおすすめだったか。
長文かつ一つ一つの紹介が短めになってしまいましたが、和歌山市街も加太のまちもたっぷり楽しませていただきました。
まだまだ、和歌山の魅力をしゃぶり尽くしていないと思いますので、武田さん、上野さん、またお伺いします。その時は、また違う和歌山に魅力教えてください!
コメントを書く