- 2014年12月28日
SV雑感:大阪市によるVisaプリペイドカードによる生活保護費支給について
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今年の3月に関西の新聞各紙で取り上げられ話題になった出来事がありました。
大阪市立図書館は3月から、所蔵している大阪ゆかりの昔の絵はがきや写真、古文書などのうち、約6千点の画像データをインターネットで無料で提供し、利用者に自由に使ってもらう取り組みを新たに始めた。公共図書館では全国初の試み。同館は「大阪の歴史を広く知ってもらうことにつながれば」としている。
産経新聞 2017.3.8
広報担当として、これ、結構「うおおぉぉ」と盛り上がりました。周りの反応はそれほどでも無かったんですが、夏休み前ということもあるので、学生さん向けにちょっと雑談と言うことで、地味に凄い大阪市の貴著な資料のお話をば。
中央図書館が開始したデジタルアーカイブの取り組み。大阪市オープンデータの取り組みに関する指針というものに基づいて、図書館が保有している数々の情報をWeb上でも見られるようにしました。
大阪市立中央図書館は、館内に「大阪コーナー」もあって大阪市に関する資料を集めるとなるとやはり最初にお世話になる図書館です。
私の職場は広聴も兼ねているので様々な問い合わせがあるんですが、区役所に電話をかけるくらいならば中央図書館のレファレンスサービスを利用いただければ、もっと早く問題が解決すると思うんですが……まぁそれは置いておいて。
このデジタルアーカイブ、何が凄いかというと江戸時代や昭和初期の資料など著作権の切れた作品がクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づいて「CC-BY」、原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示することをを条件に改変はもちろん、営利目的での二次利用も許可する形で公開されていること。
画像データの使用にあたっては、大阪市(中央図書館)への許諾申請なども不要ですし、改変(元データの一部分だけの使用など)や商業利用が可能ということは、商品のパッケージなどでも使える訳です。
これ、もう少し分かりやすく書いてみると、
大阪市関係のレトロなフリー素材が6,000点以上公開
と言うことなんですが……その凄さ、分かります?
使える素材はデジタルアーカイブの注釈部分に「CC-BY」と書いてあります。詳細検索でフリーワードに「CC-BY」を加えると探しやすい……かもしれません。
「デジタルアーカイブ オープンデータ画像人気コンテスト」として、よく使われている写真なども紹介しているので、見ているだけでも面白いんじゃないでしょうか。
使い方などの説明がちょっと不親切なんですが、画像をクリックするとプラウザで実サイズで表示されますので、そのまま画像をデスクトップなどにドラッグ&ドロップすればデータ原寸サイズで保存可能です。
ぜひ色々な形で使ってみてください。私も広報紙で昔の話を取り上げるときには使おうと思っています。
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