JR環状線の寺田町駅に行ってきました。
「大阪環状線改造プロジェクト」というJR西日本肝いりのプロジェクトが進んでいます。
私が最初に聞いたのは、やしきたかじんさんの「やっぱ好っきゃねん」を駅の発車メロディにしようという話。
最初は「なんだかなぁ……」と思っていたのですが、環状線全ての駅にそれぞれ違った発車メロディが設定されたり、トイレ改造に合わせて「進撃の巨人」とコラボしたり、大阪環状線のモノポリーを発売してみたりとど派手にガンガンとやっていてそれぞれを楽しく見ています。
そんな「大阪環状線改造プロジェクト」の一つに駅舎の改良があるんですが、天王寺区内にある寺田町駅の工事中に、昨年、凄いものが見つかりました。
それは、寺田町駅の旧駅名標
戦前から残る旧駅名標
それが、これ。
寺田町駅の改良工事の中、広告板を剥がした時に、その裏側から見つかったんだそうです。
直接、木の壁に書かれた駅名標記。「天王寺区」でなくて、「天王寺區」になっているのも凄いですが、よく見ると、「てらだちよう」と「寺田町」の表示の下に「てらだちやう」の文字が右側から左側に書かれていた痕跡が残っています。
この痕跡の「ちよう」ではなく「ちやう」になっていることから、駅が出来た昭和7年当時のものと思われると判断されました。
貴重な鉄道資産となったこの旧駅名標、一時は京都鉄道博物館での展示も考えられたそうですが、破損部分を復元し、現地で保存展示されることになりました。
設置場所はJR大阪環状線の外回り2番ホーム(天王寺方面行き)の北側階段のそば。新しい駅名標などの案内板と同様にUV加工もされて、「いい感じ」に飾られています。
やはり注目されているようで、昨日伺った際にも、わざわざホームに降りて撮影される方や、見入っている方が結構いました。
5月29日(日)に行われた除幕式には、区役所から担当課長も参加し、区の公式facebookでも紹介させて頂きました。
いやぁ、こういう「ここに昔から存在していた」という貴重な鉄道資産は興奮しますね。
「大阪環状線改造プロジェクト」、天王寺区内でも以前にご紹介した玉造駅とか、桃谷駅も駅改修工事中なので、公私ともに注目していきたいと思っています。
旧駅名標、お近くにお立ち寄りの際は、ぜひぜひご覧になってください。
あ、今晩のタモリ倶楽部、大阪環状線がネタじゃないか。見なきゃ。
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