「天満天神梅酒フェス2018」梅と梅酒は天満宮で

北陸などで大雪のニュースも続いていますが、このがやってくるとこれからやなぁと思ってしまいます。

今年も大阪宮で2月10日(土)~12日(月・祝)の3日間で「天満天神梅酒フェス」が開催されています。初日は雨でしたが二日目にふらっと散歩も兼ねて行ってきました。

天満天神梅酒フェス」は2014年まで開催されていた「天満天神大会」を継ぐイベントとして2016年より開催されています。
菅原道真を祀った天満宮で、梅酒の日本一を決めるという「天満天神梅酒大会」と違い、「天満天神梅酒フェス」は自分が気になった梅酒や果実酒を試す「有料」試飲会といった感じのイベントです。

今回は昨年よりも増えて180種類(去年は160種)の梅酒・果実酒を味わうことができます
チケットは10枚綴りで1,000円、梅酒は概ねチケット2枚での試飲なので、5種類くらいを楽しめます。ちなみに昨年ひどすぎた試飲カップの小ささは改善されてましたが、チケット枚数が11枚→10枚になっています。

亀田製菓からカキの種、サッポロビールから男梅サワーが無料で提供されていたり、

ご当地おでんとして名古屋おでん、

姫路おでんが販売されていたり、

数量限定ですが、梅酒を使ったカクテルなんかも販売されています。

梅酒好きにはたまらないイベントなんですが、「天満天神梅酒大会」が入れ替え制で試飲し放題の神イベントだっただけに、それを横に置いてもどうしてもなんとかして欲しい不満たらたらなことが2点

  • 「180種類の梅酒が味わえる3日間」って、梅酒以外の果実酒がけっこう入ってるやん。
  • ホームページとかでもいいから提供している梅酒教えてよ。良かったと思っても会場で直売していない梅酒を買えないやん。
  • 梅酒の試飲スペースをなんでそこに設置するの?導線考えてる?

とくに導線については、本気でなんとかして欲しいです。
去年はお土産もん通り側で一列で試飲の梅酒提供スペースを並べていたのですが、今年は本殿西側の一昨年のスペースに逆戻り。来場者も増えているし、おでんなどの販売ブース側を見ている人もいるし、さらにいうなら天満天神繁昌亭に向かうイベントに興味の無い人の導線も遮っているし、ホントなんとかならないですか?

まぁ、運営も大変なんだろうなと思いつつも、梅酒好きが楽しめるイベントになって欲しいなぁと思う訳です。
さて、今年初めて試飲した梅酒の中で、これはいいっ!と思った2種をご紹介。

BENI -UMESHU- / 牧野酒造(群馬県)

とにかく紅色の美しい色味の梅酒(ごめんなさい、写真が悪すぎるのでカップに入っているのは見ないで)。

群馬県で作られているスモモと掛け合わせて作られた「紅の舞」という名前の新しい品種を使った梅酒です。紅の舞は果実が南高梅よりも大きく、実も赤く実り爽やかな酸味が特徴だとのこと。

梅酢のような赤さですが、コップにいれると澄んだ赤が印象的です。着色料ではなく、自然なこの赤は氷の入ったグラスに注ぐと一層映えそうです。
飲んでみるとするっと入る爽やかな甘さと酸味のある飲みやすい梅酒です。

牧野酒造さんのホームページを見に行ったんですが、この梅酒のってないんですよね。「紅の舞」をリニューアルしたのかしらん。

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大盃 BENI -UMESHU-  720ml【牧野酒造/群馬県】
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生酛梅酒 / 大七酒造(福島県)

1752年創業の大七酒造さん自慢の梅酒。の最も正統且つ伝統的な醸造法である「生もと造り」にこだわって作られた「生酛純米大吟醸」に紀州産の南高梅をつけた日本酒ベースでの王道の梅酒。

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催する地酒大showで2008年に「今女性に勧めたいリキュール」、2009年に「通にこそ勧めたい本格派リキュール」、2010年に「女性にこそ勧めたいリキュール」の3年間連続でプラチナ賞を受賞し殿堂入りした梅酒です。

味は日本酒ベースでありながらクセが少なく、口に含んだ時の香りの広がりが別格です。滑らかな口あたりで、これは料理と一緒に楽しむよりも一人でゆったりと楽しみたい梅酒です。

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大七 生もと梅酒 720ml 【P12Sep14】
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このイベントでは、個人的には飲んだことのなり梅酒を試すということをしているので、ここでは今日は飲んでないけどしたい梅酒をあと2つ。

東光 吟醸梅酒 / 小嶋総本店(山形県)

「おいしい梅酒を教えて」と言われたら、絶対に小嶋総本店さんが作られているこれを最初におすすめしています

「天満天神梅酒大会2012」で出品された314点の中から優勝し「天下御免」となったのを皮切りに、「水戸の梅まつり 梅酒大会2014 蒸留梅酒部門」「梅酒全国制覇利き酒大会2014 スタンダード部門」と国内の主要な梅酒コンテストを制した3冠梅酒です。

純米吟醸酒粕焼酎で仕込んだ甘口の梅酒で、特徴は日本酒のにごりを口にしたかなような香り豊かな吟醸香。「天満天神梅酒大会2012」では審査委員長を務めたソムリエ・古川豊明さんが「華やかで軽い香りがずば抜けていた」と評しています。
吟醸香のあとに梅酒らしい爽やかな香味が後追いでやってきて、ついつい飲み過ぎてしまうこと必至の梅酒です。

ストレートかロックがおすすめ。料理と一緒に飲むならタレのなど味付けが濃い目のものが合うんじゃないでしょうか。

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梅酒 東光 吟醸梅酒 ギフト 極上 500ml 山形 小嶋総本店
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梅子桜子 / 井口食品()

今日、全部チェックしていませんが「天満天神梅酒フェス」には出品していない……はず。

やはり梅といえば和歌山県を出さずにはいられません。しかもこれは酒造メーカーさんではなく、梅干し屋さんが作っている梅酒なのに抜群においしい梅酒です。

「梅子桜子」の名称通り、紀州南高梅の青梅をオランダ産のチェリーブランデー(リキュール)のオーク樽でつけてじっくり寝かせた梅酒

上で紹介したBENIにも負けない美しい色と、梅とチェリーの香りと甘味、そしてオーク樽のほのかな苦みが完全に調和した素晴らしい梅酒です。ブランデーベースの梅酒ではこれが個人的には一番。

あと、梅酒の味には関係ありませんが、大正から昭和にかけて活躍した高畠華宵が描いたモダンガールのラベルも素敵で、飾っておきたくなりますね。

少量生産のため、飲み屋さんで見たことがないのですが、素晴らしい梅酒です。

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梅子桜子 500ml×1本入
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天満梅酒

やはり最後はこれで。

会場で購入できる「天満梅酒」。このラベルはこの「天満天神梅酒フェス」限定なので、毎年この時しか買えません

素直な味あいの梅酒で、お湯割りやサワーにしてもおいしく頂けます。

そうそう、会場で天満梅酒のラベルコンテストをやっていました。ワンカップの梅酒のラベルを選ぶ形だったので、もしかするとここで選ばれたラベルの天満梅酒が気軽に買えるようになるかも……

会場では梅干しなども販売されているので、梅酒好きならぜひ明日行ってみてください!

イベント名 天満天神梅酒フェス2018
期間 2018年2月10日(土)~12日(月・祝)
場所 大阪天満宮
サイト 公式サイト / 公式Facebook