- 2020年9月25日
魯肉飯ならぬ魯肉麺が恐ろしくうまい@豊崎「スパイス飯麺 兄弟舎」
魯肉飯って知っていますか?知ってますよね。 個人的には魯肉飯の甘さがスゴく好きなんですが、あるお店でとんでもない物を見……
おいしい魚の定食が食べられると聞いて、東梅田までウォーキング。
炭火焼きで、サバやノドグロ、鰯、アジ……これはやっぱり贅沢にノドグロだよね、とオーダーしてしばらく待っていると、
「お待たせしました。ノドグロです。」
んんん??? 思ってたのとちゃうやん!!!
……とまぁ、茶番はここまでで。ちょっと衝撃的なラーメンをいただいてきました。
「炭火焼濃厚中華そば定食」はいわゆるラーメンライスのスタイル。
トッピングは別添えになっています。お店の方曰く、スープが冷めるので最初の一口は熱々をいただいてもらえれば、らしい。
海苔の佃煮と味噌小胡瓜は、ご飯の友かな。トッピングにあまり合いそうな感じじゃないし。
今回は、トリュフ煮卵を追加(+¥100)
ついているトッピングは提供直前にトーチで炙ったチャーシュー、焼き海苔、刻み玉ねぎに、珍しいのが炭焼ネギ。香ばしさと良い香りがスープに加わります。
ということで早速スープをば。
……すごい。これはすごい。
アゴ出汁ベースのスープなんですが、口にすると想像外に焼き魚のようなうま味が広がります。なんだこれは。
あらかじめ、グルメ仲間のレビューを読んでいたので、スープの仕組みは分かっていたのですが、それを知っていても、今まで味わったことのないタイプのスープです。
炭火で焼いたノドグロの身をミキサーにかけた濃厚なペーストをベースになるアゴ出汁に合わせたスープなんですが、うま味がとんでもない。
トッピングをのせていただくと、ラーメンとしての完成度がさらに上がります。
ノドグロペーストとスープの割合も良く考えられており、ドロドロ過ぎずスープとしての一体感が素晴らしい。「魚の炭火焼を丸ごと啜る」というコンセプトのラーメン、これは驚きました。
焼き魚をそのまま提供するよりも、フードロスも抑えることができますし、何よりおいしい。ラーメンで魚系スープは結構あるんですが、身をがっつりと混ぜ込んでしまうという、いやぁ、すごいな、これ。
あえて難点をいうならば、若干ではありますが小骨と思われるものがペーストに含まれており、スープを飲み干そうとするとザラッとした舌触りがします。ですが、その雑味も含めて「炭火焼きの魚」を味わうという意味で、素晴らしいラーメンだと思います。
あまりにも衝撃的なラーメンだったので、翌日に再訪(こういうことは初めて)しちゃいました。
で、次は海老と赤魚をオーダー。スープの色が全く違います。
これもまたイイっ!
海老ラーメンは他にもあるんですが、スープの完成度が高く、単に海老だらけというのではなく、ドロッとしたペーストが麺にからみ、うま味の強いスープが後追いでやってきます。味が違いすぎて全く別のラーメンですね。これ。
うまいというのは変わりありません。
トリュフ煮卵はノドグロにも海老と赤魚にも合いますが、風味が強いので、最初に崩さず味変くらいのつもりで食べるといいかも。
お腹いっぱいにしたい人は、替え玉ならぬ「和え麺」(+¥200)を追加オーダーすると良いと思います。
醤油ダレにあえ、サイコロチャーシュー、炭火焼ネギと一緒にあえて提供されるので、そのまま食べてもおいしく、残ったスープにつけ麺のようにしても食べられます。
これは他のメニューも試したくなるなぁ。鯖、ノドグロ、海老と赤魚、イカ、鰯、アジといった魚類に加えて、トウモロコシ、マッシュルームもあるので、次はトウモロコシを試したいと思います。
いやー、今年一番の驚きのラーメンでした。ごちそうさま。
店名 | 炭火焼濃厚中華そば 宝雲道 |
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ジャンル | ラーメン |
住所 | 大阪府大阪市北区太融寺町5-15 梅田イーストビル1F |
電話番号 | 06-6355-4425 |
交通手段 | 大阪メトロ谷町線・東梅田駅より徒歩5分 |
営業時間 | 11:00~17:00 (スープ無くなり次第終了) |
定休日 | 無休 |
サイト | 食べログ |
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