Retty Night Osaka ! とグルメサービスのこれからって?

infoこの記事は2012年8月27日に書いたものです。
現在とは紹介させていただいている内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

 8月25日(土)に開催された2回目のRetty Night Osaka ! にお誘いいただいたので、ホイホイと行ってきました。

Retty(レッティ)は”行ったお店、行きたいお店を友だちや嗜好の合う人と共有して【自分だけのお店リスト】を作れるグルメ・レストランのソーシャルサイト”。
もうすぐサービスリリースされて1年になります。

運営会社は東京にあるのですが、まだまだ小さな会社ということもあって、フットワークが軽く、ユーザーとの呑み会Retty Nightを頻繁に開催されています。
大阪では2度目のRetty Night 。呑み会もしっかり楽しんでいるのですが、やっぱり異業種の方と話ができる機会というのはなかなか楽しいものです。色々と話ながら、グルメサービス(特にiPhoneアプリを通じたもの)について考えたことをちょっとだけ書こうと思いました。

と、うだうだと書く前に。

今回のRetty Night Osaka ! で利用した「ニッポンバル ~俺たちのAJITO~」ですが、大阪駅前第4ビル地下1階にあります。店名通り「和バル」で、和総菜など豊富に揃っており同僚などでワイワイと楽しめそうな大衆的な居酒屋さんです。と、言っても、松阪牛を使ったメニューがあったりなかなか侮れないお店だったりします。

松コロ豆腐

個人的にメニューで美味しいなと思ったのは、松コロ豆腐。
肉豆腐なんですが、濃いめの味付けで、豆腐にしっかり肉と醤油の香りが染みこんでいます。
わさびが効いているので、ご飯が欲しくなる一品です。

……ん? ご飯はあったんだっけ?

 

Mコロッケ

味付けは居酒屋さんということもあって、基本的には濃いめ。

松阪牛の肉、牛スジ、牛脂を使ったコロッケは、大きめのスーパーボール大(分かりにくい??)に、たっぷりとウスターソースが絡めてあります。これも熱々が絶対に美味しいですよね。

松阪牛を使っていることもあって、1日10個限定らしいのですが、これもお薦めです。

ガリハイ

結構低価格な和総菜も揃っていますし、ハイボールにガリガリ君を突っ込んだようなメニューもあったり、同僚とワイワイとやるには良いお店だと思います。

梅田近辺で気楽に飲みに行こうかというお店を探すのであれば充分お薦めできると思いますね。

さてさて、本題に。

Rettyの武田和也( @kazuya_takeda )さんらと、特にスマホで利用できるグルメサイトについて話していて思ったこと。ソーシャルサービスの中で”食”を通じて、人を繋げるというのはやはり他のサービスと比べても大きな可能性がある分野だとだと思います。

もちろん、地縁であったり、ソーシャルゲームのようにゲームを通じてというやり方も当然”アリ”なのですが、「食べる」という欲求と「美味しい」という言ってみれば個人的な満足は、趣味や地縁とは違った嫌みの少ない繋がりを作る可能性を持っていると思うのですね。

スマホ(特にiPhone)を通じて接することのできるグルメサービスはいくつかあるので、それぞれをちょっと紹介してみると、

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◆食べログ (tabelog.com)

 やっぱり、グルメサイトで最大手と言えば、食べログ。

ステマ(ステルスマーケティング)報道があって、叩かれたりしましたけど、やっぱりお店を探そうとなると、食べログに頼ることが多いですね。
数多くのレビューは、良い意味でも悪い意味でも「正直」なので、市販されている雑誌などと比べても「役に立つ」グルメサイトです。
なので、 ステマなんてことがあると、信頼度が一気に下がるんですけどね。

食べログはウチもかなり初期の頃から参加しており、レビューも500近くあげさせてもらっているベテランユーザーなのですが、最近はちょっと不満が蓄積しています。

なんというか……ユーザーやレビュアーを大事にしていない感じがするんですよね。

例えば、有料会員でないとランキングや口コミ数、レストラン名での並び替えができなかったり、店舗会員からの情報が優先されて、料理の内容すら分からない写真が優先されたり。

どうやって探せと…

行ってみたいお店をブックマークする機能があって、iPhoneアプリでも管理が可能なのですが、地図表示させるとこのとおり……

なんで、デフォルトの表示が日本地図なんですかね(怒)

プレミアムクーポンといったお店側の仕掛けとか、収益を得るために色々と試しているのは分かるのですが、ユーザー側からすればホットペッパーやぐるなびのような事を食べログに求めていないと思うんだけどなぁ。

グルメランキングサイトとして、ユーザー、レビュアーに優しく、収益を図るにしても、もう少しスマートな方法でやってくれないかな、というのが今の食べログです。

食べログ 4.2.2(無料)
カテゴリ: フード/ドリンク, ライフスタイル (サイズ: 3.7 MB)
販売元: Kakaku.com, Inc. – Kakaku.com, Inc.

◆Retty ( retty.me )

Rettyはfacebookと連動していることもあって、基本的には実名参加のグルメサイト。ウチは通常オンラインサービスは、ハンドルネームの「があ(GAR)」を使うようにしているのですが、Rettyはfacebookから取り込まれた実名、顔写真で参加しています。

Rettyに参加されている方は、最初は食べログとユーザーが被っていたような気がするのですが、1年近く経ってそれぞれの差が出て来たような気がします。

Rettyも基本的には食べに行った場所のレビューを書き込むのですが、食べログと比べても、敷居が低いですね。

食べログが「良し、書くぞ」とレビューを書くのと比べると、Rettyは友人に「なぁ、あのお店美味しかったんよ~」という感じ。
そういうスタンスなので、Rettyを通じて知り合った人とは、意外と話がしやすい感じがしますね。

「行きたい」お店の地図表示

食べログのアプリと違って、Rettyではブックマークしたお店の地図表示も、常識の範囲内(ホントはもう一段階拡大でも良いんだけど)。

一方、弱点はレストラン等の検索機能が弱いところや、実名でやっていてコミュニケーションを促している割にはアプリやサイトでそれを誘発するような仕掛けが少ないことでしょうか。

食べログの後追いはしないというお話は聞いているのですが、そのあたりをどう特徴付けていくのかはRettyのこれからになってくると思います。

Retty 実名グルメ口コミ ver1_2_6(無料)
カテゴリ: フード/ドリンク, ライフスタイル (サイズ: 6.1 MB)
販売元: Retty.Inc – TopNotch, Inc.

mill (miil.me )

Miilは「みんなと美味しいを共有する」サービス。

現在はiPhoneアプリでのみの提供ですが、投稿した写真はTwitterやfacebookを通じてPCやmiilアプリを利用していない人にも、「美味しい」を共有することが出来ます。

食べログやRettyと同じようにレストランでの料理をアップすることもできるのですが、前出の二つのサービスと違って、お弁当や自宅の夕食、お菓子やおつまみといった食べ物そのものにフォーカスをあてているのが特徴的です。

ちょっと格好を付けたレストランの料理でも、恋人が作った見栄えが悪くても幸せな料理でも、一人で深夜に食べるコンビニのおにぎりでも、「美味しそうでしょ?」「美味そ~」「食べたぃ!」という、より感情に近づいた言葉のやり取りが楽しめます。

食べログやRettyにはない、このコミュニケーションは実は「食」を媒体にしたサービスが目指すべき「近さ」なんじゃないかなと思います。

miilのiPhoneアプリは、写真の輝度・彩度をワンタッチで補正できるのも優秀です。食べ物を写真で撮影する場合、ちょっと補正するだけでもの凄く美味しく見えるんですよね。この写真補正があるだけで、食べ物の写真をシェアするときはmiilを使いたくなってしまいます。

miilは「美味しそう」という感情を共有できるのですが、食べログやRettyと違って、その次に繋がるというところが弱い気がします。その場限りの話題になってしまうことが多いので、もう一歩ユーザー間で楽しめる仕掛けがあっても良いのかなという感じがするのですが……難しいですね。これは。

miil 1.8.0(無料)
カテゴリ: 写真/ビデオ, ソーシャルネットワーキング, フード/ドリンク (サイズ: 20.6 MB)
販売元: FrogApps, Inc. – FrogApps, Inc.

Evernote Food ( http://evernote.com/intl/jp/food/ )

EvernoteFoodは前出の3つのサービスとは違って、食を共有するサービスではありません。

Evernoteは「すべてを記憶する」というデジタルメモ的なサービスで、ウチもなんだかんだと詰め込んでいます。

EvernoteFoodはそのEvernoteを利用して、日々の食事を記録していくアプリ“食のダイアリー”作成アプリです。
つまり、基本的にはEvernoteFoodアプリそのものは食のコミュニケーションを 促す仕組みではない……はずなのですが、実は個人的には前出の3つのアプリ以上にコミュニケーションを促すことができるアプリなんじゃないかと思っています。

食事の記録は、一食ごとに写真やメモ、位置情報(foursquareと連携)を持っています。それがEvernoteに記録されているので、目の前に居る他の方に「このお店が美味しかったよ」と紹介するときに、このアプリで見せるのが一番便利なんです。

食べログやRettyでしたら、自身のレビューからお店を検索して教えるという感じになりますし、miilではそういった検索方法がそもそもありません。

「3日前に食べに行った○○っていうお店なんやけど……」という紹介から、会話できるということもあって、ネットワーク上ではない状態での共有では一歩先んじているという気がします。

Evernote Food 1.2.3(無料)
カテゴリ: フード/ドリンク, ライフスタイル (サイズ: 19.3 MB)
販売元: Evernote – Evernote

4つのアプリはそれぞれ食と人を繋ぐ距離感が全く異なっているサービスです。ですが、どれも「食べる」という行動と「人」を繋げる仕組みが考えられています。
ウチはどんなサービスでも最終的には「人」に繋がると思っています。だからこそ、それぞれのアプリには「共有する」とは、結局何なのか? というところを突き詰めて行って欲しいな……と偉そうに思っています。