タイトル通りの話を少しだけ。「あれ、があさんどう思う?」って複数の方から聞かれたので。
何の話か知らない人は、まずは令和の虎チャンネルが公開している動画をご覧になってください。
と、ここからは動画視聴済みという前提で書きますね。
2,500万円の投資を成功させた、この試み。動画で紹介された範囲では
- 公務員が仕事でなし得た成功事例のノウハウをマニュアル作成
- そのマニュアルを「著作物」として管理し、他の自治体へ有償シェアする
- その著作権料をマニュアル作成者(公務員本人)、所属する自治体に著作権料として支払う
- 作成者に支払われる著作権料はその自治体に所属している期間のみ
という内容です。で、私にあった質問は主に3つ。
Q.このサービスってどう思う?
A.お世辞なしでおもしろいと思います。事業としての実現性は、動画だけでは分からないことも多いのでなんとも言えませんし、思いつくだけでも両手以上の課題はあるなぁと。ただ、この社長さんには会ってみたいです。
Q.このサービスに参加したいと思う?
A.はい。ウチの市が契約(参加)するなら、ウチは真っ先に手を挙げると思います。ただ、政令市やということもあるけれど、他の自治体が参加してもウチの市は参加しない気がしますね。参加する頃は、ウチは退職してるかも。
Q.「生活保護通知・通達総索引」を著作物にしたら、大儲けじゃない?
A.いやいや、動画では1DLあたりの職員の取り分(著作権料)が4,000円と話していたので、大儲けにはならないですね。純粋に20年間続けて累計1,000件ほどなので、この額だと年間20万円ですね。
大儲けするより、この事業に参加することで著作権料でわずかでも自身が勤める、暮らす市に歳入が入って、そして買う自治体の仕事が少しでも効率化されるのであれば意味があるなぁと。
でも、「生活保護通知・通達総索引」は、無償で長く続けていたからの評価なので、この事業がもしも始まったとしても、多分、これを使って、とは考えにくいですね。
公務員のやる気をアップさせることが日本を良くすることに繋がるというのは本当にそう思うし、私が公務員アワードで、特に協賛各社から頂いた評価もそこだと思うので、この事業計画は興味を持っています。
その一方で、公務員って一人で積み上げていることだけじゃないので、例えば、私も「スゴい公務員」なんて言っていただいていますが、区役所で一番の評価かというと全くそんなことはない訳です。
私の周りには私と同じ事務職員だけじゃなく、保健師、栄養士、心理士の方が日々、スゴい仕事をしています。ブログには書けていませんが、公務員アワードの表彰式の翌日、埼玉県狭山市で「シンサヤママーケット」を盛り上げている職員の方の話を聞いて、「こんなスゴい公務員がいるんだ」と目一杯メモを取ったのも覚えています。
要は、これで目立つ「スゴい公務員」がまた出てくるかもしれないけれど、それも含めて、公務員それぞれが活き活きと仕事に励める環境が生まれてくればいいなぁと思っています。
私も「スゴい公務員」なんて言われている以上は、目立ってしまうことも含めて、やれることはやってみたいです。
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