- 2018年8月18日
バレットジャーナルに使えるかも!? 日めくりカレンダーマステが和紙田大學から登場
“伝統×ゆるデザイン=ゆるディッショナル”を掲げる和紙プロダクト・ブランド「和紙田大學」。 私が仕事をしている大阪市天王……
変態(褒め言葉)で面白いカメラをお借りする機会をいただきました。
360度カメラIQUI[イクイ]
もしかすると、詳しい人はリコーが販売している「THETA」という360度カメラがあるのを知っているかもしれません。
私もかなり気になっていたカメラなんですが、そのTHETAの開発者・生方秀直氏がリコーが出資するベンチャー企業の新製品として制作したのが、この「IQUI」です。
IQUIは「生活の中に溶け込む全天球カメラ」をゴールして開発、本家のTHETAがどちらかというとビジネス用途として使用されているのに対して、もっとカジュアルに使って欲しいという思いがあるようです。
ペン型のシンプルな構造で、全4色展開。個人的にはミントがいいなぁ……と思って、それぞれの色を見たら、どの色もいいですね。
何よりの特徴はそのコンパクトなサイズ。
長さは13.9cm、太さは2cmほど。ペンケースに入れても全くが違和感がないサイズで、重さは60gほど。いいね。
THETAは本体の前後に2つのレンズで2眼でしたが、IQUIはペン型の先端、上方向に1つ、水平方向に3つレンズが設置された4眼構成のカメラです。
レンズの規格は公表されていませんが、THETAは魚眼レンズ、こちらは超広角レンズと呼ばれるようなレンズが使われているのかなという感じ。
ちょっとぷっくりとしている感じはしますが、THETAと比べてスリムにレンズ部分が収まっており上方向は完全にフラットな状態です。
ボタンは本体に3つだけ、電源とシャッターボタン、そして静止画と動画の切り替えボタン。
専用ソフトのIQUISPINを使ってスマホをリモコン代わりにすることができますが、本体のみでも撮影は可能。
むしろソフトを使わずに、本体の撮影ボタンでサクサクと撮影して、時間のあるときにスマホにデータを転送させるという使い方がイイ感じ。
では、実際の撮影データを。
撮影したデータは専用アプリのIQUISPIN上で表示できるのですが、1枚のJPEGファイルに書き出すことができます。
左の方にポツンと建っているのが私。芝生の上にIQUIを立てて、スマホで撮影ボタンをポチッと押してみました。
天気が良かったのもありますが、非常にイイ感じの広がりで撮れています。
地面側はさすがに歪みが見えますが、これは空間がないからで、空や全体の風景には破綻が見られないのがスゴいです。
手持ちで撮影すると、360度カメラなのでどうしても撮影者が写ってしまいます。
私のようにおっさんの顔とかが入ると萎えるなぁと思ったので、頭上に手を伸ばして撮影してみました。
ダメでした
しっかりと手が映り込んでいます。しかも髪が薄くなってきていることもはっきりと分かる。
カメラのレンズが下側についていないので、360度じゃなくて下側は甘いだろうと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
きちんと水平方向に付けられた3つのレンズが下方向も撮影範囲としてカバーしています。
スマホで複数枚の写真を撮って合成するパノラマ撮影と何が違うかというと、IQUIは4枚のレンズでタイムレス撮影をするので、360度きちんと動いていない写真を撮影することができます。
パノラマ撮影の場合、レンズを動かすのに合わせて動いている物がどうしてもぶれたり変な形になったりしますが、こちらではそんなことはありません。
360度カメラの画像というと、マウスや指でドラッグしてグルグルとみることができるものをイメージすることが多いと思うのですが、専用のページなどでないと見られなかったりするので、素直にこういうパノラマ風の画像データの方が汎用性がありますね。
そして、360度カメラでやりたいこというとこれ。
こういう「スピン映像」をアプリから簡単に書き出すことができます。
同じく、大阪駅の画像を動画として書き出すとこんな感じ。
写真だと中之島公園の方が見やすいものになっていますが、スピン動画にするとどちらもその場所の雰囲気が分かりやすいですね。
アプリで、モーション(回転)やフィルターをかけてシンプルに10~15秒程度のスピン動画にでき、LINEなどを使って友達と共有したりSNSなどでのシェアも簡単です。
1:1の比率なので、特にInstagramと相性が良さそうです。
三脚穴があったらいいのにな、と思ったり、
アプリの操作感がイマイチ、と思ったり、
うまくスマホと接続できないなぁ、と思ったり、
単体で立たせられないのに付属の袋にスタンド入らないやん、と思ったり、
不満に思うこともあるのですが、何より
どこにでも持って歩けて、一瞬で360度カバーする写真が撮れて、その場所の楽しさをスピン動画でシェアできる
という楽しさは使ってみるとすぐに分かる面白いカメラです。
本当は、パーティーやイベントなどたくさんの人と一緒にいるときや、図書館などのゴチャっとした空間を撮影してみると面白いカメラだと思いますが、コロナ禍でなかなか面白い撮影シーンに遭遇しないのが残念なところ。
でも、ずっと持ち歩いていたらいいカメラだと思うので、お借りしている感は持ち歩いてみたいです。
あ、仕事で作っている動画にも差し込んでみよう。
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