晩秋のがあさんぽ 京都編

infoこの記事は2014年11月22日に書いたものです。
現在とは紹介させていただいている内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

http://www.emuseum.or.jp/exhibition/index.html

お友だちの学芸員さんが、京都の細見美術館の企画展に携わっておられるのを聞いて行ってきました。平日にお休みを頂いたのは「あわよくば紅葉狩りも楽しんで……」という目算
そんな訳で、があさんぽ京都編です。

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お休みいただいてがあさんぽするときは、いつもの出勤時間かそれよりも少し早めに出るのですが、今回は出足は遅め。と、いうのも、一昨日からiPodTouch4sに成り下がったスマホの機種変からスタートしたので。
カスタマイズしていない新しい相棒のXperiaZ3を持って、京都に到着したのは11時過ぎ。
一昨年は歩いて回ったのですが、今回は京都駅に近い京都サイクリングツアープロジェクトで、レンタサイクルでスタート。ちょっと気張って+300円でハイクラスタイプを借りてみました。でも、マウンテンバイクと同価格。これが大当たり。内装8段変速でもの凄く気持ちよく京都の街を走ることができました。

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Ryokaku

http://www.hararyoukaku.co.jp/shop/ryokaku.html

最初の目的地は祇園 原了郭さんが経営するカフェへ。
ウチ、ここの黒七味が大好き。七味じゃない七味というか、辛さと山椒の刺激のバランスが良いんですよね……まぁ、妻はあまり好みじゃみたいなんですが。
ところが、常備していた黒七味が切れてしまって、京都に行く時に買ってこよう、でなんで七味屋さんがカフェやってるのかよー分からんから一度と思ってこちらへ。

原了郭 黒七味

さくっと、黒七味を購入……ん? 筒がずんぐりになっている。前の細長い筒の方が良かったんだけどなぁ……詰め替えタイプになったのね。

お店は明るくて、なんだか老舗の七味屋さんとは思えない感じ。カレーを提供しているのですが、ちょっとお昼には個人的に早かったので、レトルトカレー…………息子も食べないので、今回は断念。

細見美術館

細見美術館

本来の目的の細見美術館へ。
平安神宮の西側、二条通沿いの比較的コンパクトな美術館。初めて来たのですが、展示室が1階→地下2階と3層構造になっているのが、なんか良い感じ。

こちらでは12月14日(日)まで、「神尾勇治コレクション 仙厓と鍋島 ー美と向き合う、美を愉しむー」という企画展を開催中。
まったくの門外漢なもんで、仙厓義梵という人物は誘っていただくまで、全く知らず。不安に思いながら展示室に入ったのですが……いやいや、これが面白い!
仙厓義梵は西暦1800年前後に生き、博多・聖福寺の住持を20年勤めた臨済宗古月派の僧。職業画家ではありませんが、禅画を多数残しておりそれがまた個性的。最初に見た七福神の絵から興味深く、「布袋画賛」と紹介された作品は布袋様があくびをして寝転がっているわ、「関羽画賛」と書かれた作品は三国志で有名な関羽が描かれており、後ろの武将は義弟の張飛かな? と思ったら周倉(関羽の部下)だったり。
他にもウチが勤めている天王寺区に関係するものとして、聖徳太子が四天王寺に奉納する額に入れる書に何を書こうかなと悩んでいるという構図があったり、達磨大師を描いた作品があったり。
非常に親しみやすいユニークな作品がたっぷりで楽しませていただきました。

cube cafe

地下2階のショップ併設のカフェもなかなか素敵な感じ。今度来る機会があったら、カフェでゆっくりしてみよう。

イベント名 細見美術館「仙厓と鍋島 ―美と向き合う、美を愉しむ―」
開催期間 平成26年10月4日(土)~12月14日(日)
開館時間 10:00~18:00
休館日 毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
入館料 一般1100円 / 学生800円
(20名以上の団体割引 -100円)
住所 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
交通手段 地下鉄東西線・東山駅 2番出口より徒歩約7分
京都市バス・東山二条・岡崎公園口 下車 東へ徒歩約3分、岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前 下車 西へ徒歩約7分
サイト ホームページ /

さるぅ屋

さるぅ屋

自転車を走らせて北へ。京都大学を越えた辺りで急にお腹が空いてきたので、どこかでひと休みしようかと思って付近を検索。
ん? さるぅ屋……なぜ「ぅ」? という所に引っかかって、もう少し見てみると雰囲気の良さそうなカフェなので行ってみることに。
道を大きく西に変更。京阪・出町柳駅の側まで自転車を走らせました。

さるぅ屋 店内

光の差し込む明るい店内。カウンターから、木製のテーブルと椅子、小物に本棚に置いてある雑誌と、いかにも学生が立ち寄り易い雰囲気の町屋改装のカフェ。
中崎町などのカフェとは違う居心地の良さを感じます。2階席もあるんですね。あぁ、良いなぁ。

ランチメニューはハンバーガー、サンドウィッチが中心の模様。ハンバーガー好きなので、チーズバーガーのセットに+400円してスープ、デザートもつけてみました。ドリンクはハーブティで。

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ハンバーガーは二つにカットされて串で刺して提供。あーん、ウチは丸のままバーガー袋に入れてかじるのが好きなのにぃと思いながらも、食べやすさはこちらの方が上ですよね。
で、さっそく串を抜いて半分をパクリ。

うんまっ! これ、パンズがめっちゃめちゃ美味いっ!

見た目、パサッとした感じに見えるパンズですが、表面がパリッと、内側はしっとりとした絶妙のパンズ。特にパリッとした表面は極限まで薄く、口にした瞬間の食感がさっと全体の旨味に変わっていきます。
表面が堅いパンズは結構あるんですが、堅さがいつまでも続いて具材に負けているハンバーガーって多いですからね。
また、内側も見た目はパサッとした感じに見えるのですが、これもパティの肉汁や野菜の水分をぐっと受け止めて、口にしたときにはちょうど良い柔らかさを生み出しています。
うん、このハンバーガー素敵やわ。パティは柔らかめも厚みがしっかりとあるので、食べ応えも良い感じ

スープティーポットデザート(胡桃とメイプルのケーキ)ダンボー

セットのスープ、ハーブティも良かったのですが、デザートのケーキはかなりパサパサで残念。でもでも、ハンバーガーだけで個人的には大満足。光の差し込む町屋カフェ、堪能しました。

店名 さるぅ屋
ジャンル カフェ、ハンバーガー
住所 京都市左京区田中下柳町14
電話番号 075-203-6552
交通手段 京阪電鉄・出町柳駅 2番出口より徒歩3分
営業時間 11:30~23:30
定休日 不定休
サイト ブログ

瑞厳山 圓光寺

圓光寺

以前にモミジとその縁側の額縁の素晴らしさに、もう一度見に行こう、紅葉が一番綺麗な時に、と、思っていた圓光寺。
……舐めてました。一番の盛りの時期はここまで人がいるのか……。
みんな縁側じゃなくて縁側、柱、天井の額縁効果での美しさを見るために後ろに座っているのに、観光タクシーのおっさんが、縁側のど真ん中に座るという……うーん、マナーとかそういう問題じゃないんだけど「空気読めよ!」としか言いようがない。ウチは、人の数を見て写真を撮るのはほとんどあきらめたんですが、観光に来ているらしい若い女性とかが写真を撮ろうと苦心しているので、縁側に座るタクシー(特に運転手)に、「ちょっと写真を撮りたそうにしてるから、少しだけ脇によけてあげてよ。」と何度も言っちゃいました。

以前来たときは、ここまで人が居なかったので、ちょっとがっくり。なので、写真は少なめ。他にも紅葉の名所を何カ所か巡ろうかと思ったんだけど、やめちゃいました。
紅葉とダンボーの写真を撮ろうと思っていたんだけど……残念。

圓光寺
圓光寺

圓光寺
圓光寺

圓光寺
圓光寺
圓光寺
圓光寺

恵文社 一乗寺店

恵文社 一乗寺店

傷心のワタクシ、圓光寺まで来たんだったら、当然こちらも行かなければなりません。恵文社一乗寺店は本好きにとっては憧れのお店。
2010年には英国のガーディアン紙が「世界で最も素晴らしい本屋(The world’s 10 best bookshops)」として日本で唯一選ばれた本屋でもあります。
ちなみに恵文社って、この一乗寺店しか知らなかった(というか、なんで単独のお店に「一乗寺店」ってつけるんだろうと思っていた)んですが、西大路店や長岡京市のバンビオ店もあるんですね……。

こちらのお店は「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」として、文具や本を読みながら楽しみたい珈琲なども置いてあったり、単に「本」だけに限らないお店の造りだったり、お店全体から感じられる空気感が本当にたまりません。
本の並べ方が特殊だったり、POPが多量にあったりということでは無いのですが、この書店は、ふらっとやってきて何の目的もなく歩くだけで、その人の一生を左右する本に出会えそうなそんな心地に満ちあふれています。

恵文社 COTAGE恵文社 COTAGE

奥のスペースは以前はギャラリースペースだったのですが、久しぶりに行くと、屋外に出るようになっていて、そこには「COTAGE」と呼ばれる場が出来上がっていました。
単純なギャラリースペースを超えて、カフェやワークショップにも使えるスペース。この日は、「カレー屋台いちなん&大原野菜マルシェ」として、京都市左京区大原のつくだ農園の無農薬野菜の直販しながら、カフェとして「あごはちカレー」なるものが販売されていました。値段は500円、「あごはちカレーって何?」と思い、500円の値段に惹かれてついついオーダー。

あごはちカレー

丼鉢にたっぷりのルーがかかったカレー。無農薬野菜のピクルスが付いています。「あごはちカレー」の「あご」は牛のあご肉、「はち」は牛の第二胃袋のハチノスでした。ハチノスはトリッパなどで食べる機会がありますが、カレーに入っているのはなかなか珍しいですね。

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美味っ!

これ、美味いですよ。とにかくゴロゴロ入ったハチノスとトロトロに煮込まれたあご肉。豪華な具材に、スパイスは比較的抑えめのカフェカレー。
ピクルスは漬け具合は浅めですが、ぎっしりと詰まった野菜の甘みを味わうことができます。
美味しすぎたので、このお店、また行こうと思って検索してみると……「いちなん」さんって焼き肉屋さんじゃないですか……なるほど、それでこのお肉のチョイスですか。でも、これ、お店でも出しても良いと思いますよ~と、いうか大阪のカレー店、どっかパクってくれないかなぁ。

店名 恵文社 一乗寺店
ジャンル 書店、イベントスペース
住所 京都市左京区一乗寺払殿町10
マンションベルフラール1F
電話番号 075-711-5919
交通手段 叡山電鉄・一乗寺駅 徒歩3分
営業時間 10:00~22:00
定休日 1月1日
サイト ホームページ・オンラインショップ / /

RAAK 本店

RAAK 本店

帰り道に寄るのは烏丸御池のRAAKさん。
元々、キャラメルボックスの俳優さんが、こちらのガーゼマフラーをしているというツイートを見て、母親へのプレゼントと思って行ってみたら、あまりにも素敵な手ぬぐいの数々にウチがすっかりとハマってしまったのでした。
元々は元和元年(1615年)創業の染め物屋さんのセカンドブランド。現代風の手ぬぐいといえば「かまわぬ」さんが一番有名ですが、こちらの手ぬぐいは小紋も、京都などの風景を飾った柄もどれも素敵。
幅120cmの長めの手ぬぐいもあって、ウチは中崎町の「にじゆら」さんとともに常用していますが、部屋に飾っても本当に映えます。
手ぬぐいだけでなく、風呂敷、ブックカバーなどもあるので、親しい友人や家族への贈り物にも良いと思います。

夏にウチが使っていたヨーヨー柄を親父が「いいな、それ」と、褒めてくれたので、1月2日生まれの親父にこちらの手ぬぐいをプレゼントしようと思って訪れました。
柄は悩んだんですが、料理人らしい調理器具柄と親父がしていると面白そうなウチも持っているハリネズミ柄を

RAAK ガーゼハンカチ
RAAKRAAK クリスマス柄

この時期は、クリスマス柄もあって、しかもオンラインショップにない品もたっぷり置いてあるので、ついつい長居しちゃいました。

店名 RAAK 本店
ジャンル 手ぬぐい、雑貨
住所 京都市中京区室町通姉小路下ル役行者町358
電話番号 075-222-8870
交通手段 地下鉄東西線/烏丸線・烏丸御池駅 徒歩3分
営業時間 11:00~19:00
定休日 年中無休
サイト オンラインショップ

Patisserie.S

Patisserie.S

たっぷりがあさんぽを楽しんだ後は、妻子へのお土産に、京都で一番美味しいというPatisserie.Sのケーキをば。
京都に住む友人が、以前より絶賛しているお店です。イートインもできるのですが、今日はお土産のみ……
でも、お店の名前の入った「エス」がやっぱり売り切れていたので、前に頂いて美味しかったショコラフランボワーズを妻用に、娘にも見繕って。

ついでに焼き菓子もいくつか買って帰って、夕食後のデザートにさせていただきました。あぁ、このなめらかなクリーム、チョコレート、もうね。幸せを感じますよ。

ショコラフランボワーズ
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店名 Patissserie S
ジャンル ケーキ、カフェ、洋菓子
住所 京都市下京区高辻通室町西入繁昌町300-1
カノン室町四条1F
電話番号 075-361-5521
交通手段 地下鉄・四条駅、阪急・烏丸駅 6番出口より徒歩10分
営業時間 11:00〜19:00
定休日 水曜日、木曜不定休
サイト ホームページ /

ほぼ半日の滞在でしたが、なかなか濃密な一日を楽しみました。
やっぱり京都は良いですね。