- 2020年2月1日
年があけて1ヶ月経ってるけど……生活保護通知・通達総索引2019完成です!
年があけて1ヶ月、年々、資料を手に入れる時期、制作時期がずれてきてとうとう2019年度版だというのに2020年になってし……
2月に実施したセミナー報告2本目は、ちょっと実験的な取り組みでした。
現役公務員の無料コミュニティ「オンライン市役所」内のグループ「生活保護について支えあう自主ゼミ」、ここには現役・元ケースワーカーが70人以上集まっています。
書籍などを書いているものの、私も生活保護の現場から離れて8年以上経っています。このゼミで日々交換されている情報は、現場の実態を知る大切な場になっています。
そんな場で、今回は「実践的な役に立つケースワーカー研修」の手法を考えるという意味でテスト企画を話させていただきました。
昨年8月に山口県で、ケースワーカー初任者を対象にした研修をまるまる一日お任せいただきました。
もちろん講義スタイルで自身の経験なども話すのですが、それでは一日持ちません。グループワークを入れて理解を深めたいのですが、ベテランとは違って形だけのものを取り入れても為になりません。
事例検討をするとしても、クイズと回答解説みたいな内容はその場限りで受講者の身につくとは思えません。
そこで、私がやったのが「事例検討RP(仮)」。参加型演劇の公演で取られていたNPCに調査を加える手法を取り込んで、ゲーミフィケーションを活用したものにしました。
自分自身で調べて、テーブルごとのチームで事例検討することで振り返りの時間での解説も深く説明でき結構好評だったのですが……
講師1人でNPCをやったために意外としんどかったんですね。
で、次の機会向けに改良したいと思ったところ、ゼミのメンバーから「ここでやって」とお声がけ頂いて、ならオンライン研修でもできる形を模索してみようということになりました。
ゲーミフィケーションを活用したグループワークは、プレイヤー(受講者)に没入感を感じさせる良い手法なんですが、ゲームマスター(講師)が取り回せなければ成立しません。
「事例検討RP(仮)」の場合、ゲームマスター一人でNPCを取り回すのはちょっと無理がある。じゃあ、NPCのロールプレイを減らすために、プレイヤーへの情報提供方法を別に作る……あ、
マーダーミステリー(マダミス)の手法を使えば、ゲームマスターがNPCを無理にやらなくてもいいやん、と気付いてしまいました。
そういう形でやるならば、オンラインTRPGをするつもりでココフォリアを使えばできるかも、ということで実際にプロトタイプを作ってみました。
この「事例検討RP(仮)」のポイントはこんな感じ。
実際にカードをめくってもらったり、研修の進め方を説明しながらご意見を頂いたりと、講師側の私が助かる企画になりました。
マダミス方式での「事例検討RP(仮)」、かなり良い研修になりそうです。
次の機会までにブラッシュアップして、シナリオを複数つくっておいてご用命があればいつでも開催できるようにしておきます。
オンライン開催は、私自身、いにしえのTRPGプレイヤー、ゲームマスターだったりするのでココフォリアを使いこなしていないのはかなりの問題点。
スムーズにすすめるための経験を積みたいですね。研修じゃなくて、だれかTRPGしませんか?
カードを一人か全体かに見せるだけでなく、複数の人(チーム)に見せる方法あるのかな……もう少しスムーズに進行できるように調べておこう。
昨年4月から公務員研修協会の認定講師として活動していますので、「事例検討RP(仮)」に限らずご興味のある研修担当の方はお問い合わせくださいませ。
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