事例検討RP(仮)

ジャンル事例検討シミュレーション
プレイ人数4~7名(オンライン可)
所要時間90分~120分(事例による・事例解説30分を含む)

ゲーム概要

相談者の相談(事例)に対して、マダミス(マーダーミステリー)風の情報カードに隠された情報を集め、正しいと思われる結論を導き出す事例検討シミュレーションゲーム。

一度に事例の詳細をプレイヤーに示すのではなく、断片化された情報を「家庭訪問」や「面接」「関係先への照会」などといったカードをめくり、実際の業務と同じ方法で情報を集めることで、徐々に事例に対する理解が深まります。

現在は生活保護ケースワーカー向けのシナリオを2題作成していますが、他の相談業務担当者向けへのシナリオも作成可能です。

シナリオ01「保護を辞退したいのですが……」

御幣島さんはニコニコとしながらあなたに告げる。
「保護を辞退して、しばらくは自分たちでやっていこうと思うんです。」
先日、がんの手術をして退院したばかりでまだ治療が必要なはず。
契約しているがん保険からの保険金をどう取り扱えば良いのか?

シナリオ02「引越させてほしい」

「もう我慢できひんねん。引越させてくれ。」
隣家とのトラブルと自身が抱える精神的な疾患の悪化を理由に転居とその費用の扶助を願う相談者。しかし、どうやら他にも問題を抱えているようで……

このゲームで学べるもの

『事例検討RP』をプレイするとこんなことが学べます。

  • 自身の経験に頼らない相談への対応力
  • ケースワーカー個人で判断せず、チームで相談に対応する方法

余談

このゲームは元々、相談実務の研修で相談者とケースワーカーに別れて行われるロールプレイ(RP)を、実務経験の少ない受講者でもできるようにと考えて制作したのです。

受講者にとっては相談者のロールプレイは難しいことから、講師である私が相談者のロールプレイを行ったところ、予想以上に講師の負担が大きく方向転換し、マダミス風のカードゲームになりました。

そのため、当初のコンセプトに基づいて名称は『事例検討RP』になっているのですが、どうにもしっくり来ず、何か良い名称がないかと思案しています。何か良い名称案があれば、ぜひお教えください

ちなみに、マダミス風とは言っていますが、一般的な市販されているマダミスのようにプレイヤーごとにハンドアウト(設定書)がある訳ではなく、ストーリーの分岐などはあまりありません。

そういう意味ではマダミスというよりは、Group SNEさんが出されている卓上探偵団のような協力型ミステリーゲームに近い作りになっている感じがします。

体験会・研修会の実施

基本的には生活保護ケースワーカー初任者向けの実践型研修として設計しています。

単に講師からの一方的な講義だけでなく、受講者が主体的に学ぶことができる研修の開催を検討されている自治体や勉強会の主催者の方はぜひお問い合わせください。

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これまでの開催実績

2025.8.22 山口県生活保護担当職員研修

山口県下の実務経験が主に1年未満の生活保護ケースワーカーを対象にした研修の中で、グループワークの1つとして実施しました。

受講者からは「カードを使ったゲーム感覚で研修を体験でき、非常に有意義な時間だった。」といった感想をいただきました。

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