DICE Lite Standard

このカードセットは、災害支援・防災教育コーディネーターである宮﨑賢哉さんが2010年に公開した『災害情報収集伝達&コミュニケーション演習 DICE(ダイス:Disaster Informatiron & Communication Exercies)』をベースに、難易度や実施方法をカスタマイズしたものです。

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こちらで公開しているセットは、私が防災担当のときに、区の職員向けの防災研修(通信訓練)として実施していた『災害情報収集伝達&コミュニケーション演習 DICE(ダイス:Disaster Informatiron & Communication Exercies)』のカスタマイズ版を、他の自治体などでも実施できるよう語句などを調整したものです。

宮﨑賢哉さんが公開されているオリジナル版よりも、少し(Lite)クセ強めのカードで、少し(Lite)訓練の目的を絞り、短い時間でも印象に残るような体験重視のバージョンになっています。

難易度はテストプレイ、実際の訓練を経て、オリジナル版よりも少し(Lite)易しいのですが、これをスタンダートと位置づけて、ハード版やLINEなどのSNSでも実施できるSNS版などを試作しています。

このバージョン(Lite Standard)の設定

このカードセットでは、災害対策本部、本部と連絡可能な2つの地域本部兼避難所2か所(如月・弥生)、地域本部とのみ連絡可能な避難所(皐月)の4か所に分かれてゲーム(訓練)を行います。

これは私の勤める天王寺区の実情に合わせた設定(実際は地域本部兼避難所9か所、避難所のみ11か所)で、本部と地域本部間はMCA無線機、地域本部と避難所間はハイパワー無線機を使用する想定となっています。

2種類の無線機が用意できない場合や、全ての避難所が直接本部と連絡を取ることができるような地域であれば、同じ無線機4台で実施しても差し支えありません。

カードセット

下記のボタンから情報カード等のPDFデータをダウンロードすることができます。

情報カードは、市販の名刺用紙(A-one マルチカード 両面クリアエッジタイプ:品番51604)で印刷できるようにデザインしています。厚めの紙に印刷いただいてカットしても問題ありませんが、名刺サイズより上下左右1mmほどの塗り足しをしているので、多少大きめのサイズになります。

情報カード(DICE Lite Standard) 情報カード裏面(DICE Lite Standard)

情報カードの組み合わせ(マッチング)は、カードを見ればほぼ推測できるようになっていますが一覧表を確認してください。

情報カードの組み合わせ一覧表

カードセット(情報カード)の内容

名刺サイズ (55×91mm)の情報カード30枚

カードの内訳

  • 市災害対策本部 10枚
  • 如月地域災害対策本部・避難所 7枚
  • 弥生地域災害対策本部・避難所 7枚
  • 皐月高避難所 6枚

カードの種類

赤:場所、青:物品、黄:情報、緑:人 の色分けをしていますが、「?」のマークのついた「困りごと」と、「!」のマークのついた「解決策」をマッチングさせます。

黒のカードはその地域本部、避難所の「現在の避難状況」を書いた情報だけのカードなのでマッチングさせる必要はありません。

会場の準備

お互いに声が届かない(届きにくい)くらいの距離を取った4つの会場(会議室など)に情報カード(右下に設置する場所の表示あり)とトランプ、そして無線機を配置してください。

トランプはスーツ(マーク)をバラバラに、1つの会場に1~13の13枚を用意します。

メモ用紙、筆記用具など、避難所や災害対策本部に用意している事務用品も出しておくと実際の環境に近い形でゲーム(訓練)が実施可能です。

ゲーム(訓練)の流れ

実際のゲームの流れは、こちらの記事をご確認ください。

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カードのカスタマイズのご要望について

『DICE』の宮﨑賢哉さんのサイトで、「ラベル屋さん10」で編集可能なデータを提供されていますので、そちらでオリジナルの情報カードを製作することが可能です。

この「Lite Standardバージョン」について訓練の実施方法など聞きたいことがあったり、オリジナル版のカードデザインなどデザイン制作の希望があれば私あてお問い合わせください。

カードセット製作者(があ)の連絡先

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