TAG

ミステリ

  • 2015年7月5日

三部けい「僕だけがいない街 6」上質のミステリとタイムリープ

また恐ろしい巻末のヒキやな…… 以前に取り上げた漫画をもう一度取り上げます。三部けいさんの「僕だけがいない街」、マンガ大賞2014年2位、2015年4位。間違いなく面白いんだけど、もしかしたら実はこの面白さに気づいている人はもっともっといてええんやないの? と思わせる作品です。

  • 2015年6月13日

森川智喜「スノーホワイト」 おとぎ話とチートな探偵

毎度おなじみジャケ買いの一冊。タイトル通り、白雪姫をモチーフにしたカバーデザインで、ついつい手に取ってしまったのですが、これがまたなかなか面白かった。 「真実を映し出す鏡」をもつ反則の名探偵・襟音ママエは、舞い込む事件の真相は分かるが、推理は大の苦手。ある事件が縁で顔を合わせた探偵・三途川理が、窮地 […]

  • 2015年5月24日
  • 2015年5月24日

柄刀一「御手洗潔対シャーロック・ホームズ」時代を超えるパスティーシュ小説

シャーロック・ホームズは”現代”によみがえり、彼の地で御手洗潔とあいまみえた。御手洗と石岡の目前で方向と巨大な足跡を残していった巨人、ホームズとワトスンのいる二階の窓から覗いていた巨人、そして屋根の上に載せられていた死体……。不可解で巨大な謎が押し寄せるなか、御手洗とホームズ […]

  • 2015年3月11日
  • 2015年3月13日

大崎梢「スノーフレイク」

「配達あかずきん」や『成風堂書店事件メモ』シリーズなどの作品が好きな大崎梢さんの作品。“スノーフレイク”という言葉の響きに惹かれて、一気に読了。 函館に住む高校三年生の真乃。東京の大学に進学が決まった彼女の前に、小学生のときに死んでしまった幼なじみ・速人によく似た青年が現れた […]

  • 2015年1月17日

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖6」:太宰治の古書を巡る因縁話

累計600万部を超えて販売されている最近のライトノベルとしてはかなりのヒット。2013年1~3月期に剛力彩芽さんを栞子役でテレビドラマ化して、以降、珈琲やら和菓子やらなんやかんやと「○○+日常の謎系ミステリ」が粗造、乱造されたという、良い意味でも悪い意味でも影響力の強い作品の最新刊です。 テレビドラ […]

  • 2014年10月26日
  • 2014年10月26日

坂木司「和菓子のアン」

娘の中学校を訪れたときに、「最近読んだお薦めの本」を木の葉の形で紹介している展示がありました。漫画やライトノベルが中心で、「あぁ、ウチが小中学生の頃に読んだような話が並んでいるなぁ……」と思って眺めていたら、偶然にもついさっき読み終えた作品がありました。坂木司さん「和菓子のアン」このお薦めを書いた生 […]

  • 2014年9月21日
  • 2014年9月21日

P.T企画「ミステリー館の錯覚」大惨敗も大満足!

仕事を終えて、今日は西長堀へ……いや、西区役所じゃなくて。大阪でレトロなビルというと北浜あたりが多いのですが、西長堀にある細野ビルヂングもレトロビル好きにはたまらない建物です。そんな、細野ビルヂングを舞台に行われる参加型ミステリ「ミステリ館の錯覚」を観劇+参加して来ました。 作品を上演されるのは劇団 […]