写真(カレー)

これは妄想ではない。多国籍スパイスカレーの魅惑@東梅田「ムムポンド」

写真(カレー)

写真(ムムポンド外観)

某カレーブロガーさんのレビューで面白そうな間借りカレーが梅田にできているのを知って、さっそく行ってきました。
そうなんですよ、ブックマークは大量にあるんですが、こうやって自宅から近いとすぐに行くんですけどね。

場所は東梅田、東通り商店街の北側なので、ラブホテルや飲食店、ライブスペースなどが入り交じる混沌とした大阪らしいといえばらしい地域にあるフルーツカクテルバル「CUORE」さんに間借りして、週3日ほど不定期営業をしています。

ドラサプレート+肉マシ (¥1,100+200)

写真(ドラサプレート)

メニューは3種。塩チキンカレー(¥790)、卵黄キーマ(¥850)、スリランカカレー風のドラサプレート(¥1,100)。

“ドラサ”とはスリランカで話されているシンハラ語で「12」の意味合い。
カレーに11種の副菜を合わせているので、そういうネーミングにしたとのことです。

もちろん、ここは興味をもった「ドラサプレート」なんですが、注文したら店主さんから「どなたかからの紹介ですか?」と。
ドラサプレートをオーダーする人は、ブログを見てきてくれた人か紹介されてきてくれた人とのことで、どうも私もカレオタに分類されてしまった模様。いや、私、カレオタやないんで。

写真(キーマカレー)

カレーは和牛と宮崎県産のもち豚を合わせたキーマカレー。
無油、無水、無化調、砂糖不使用に、カツオ、昆布、椎茸のダシでうま味を引き出してシャバシャバでもドロドロでもなく、単体でも食べやすいカレーになっています。

ファーストアタックはかなりマイルド、食べ進めるとじんわりと辛味がやってくるタイプ。

写真(副菜)面白いのは11種類の副菜

  • カボチャのケンブアット(タイ)
  • 黒ごまのチャトニ(インド)
  • ゆず大根(日本)
  • おあさのムキモ(ケニア)
  • 人参のライタ(インド)
  • 玉ねぎピクルス(お店では「欧風」と記載)
  • ほうれん草のカタルーニャ風(スペイン)
  • 梅干し(日本)
  • きざみらっきょ(日本)
  • 枝豆チャート(インド)
  • ビーツの糖醋漬菜(タンツゥージーサァイ)(中国)

見た目はがっつりとスリランカプレートなのに、添えられた副菜は多種多彩。梅干しなど日本の食べ物を副菜に一部入れてくるお店は少なくありませんが、これだけ統一感のない副菜は珍しい。

写真(カレーまぜまぜ)

カレー、副菜も一口ずつ単体でいただいた後は、スリランカ風のプレートなので、店主さんのおすすめのとおりしっかりと混ぜ混ぜしていただきます。

ほぉ! これは面白い

見た目は“大阪スパイスカレー”とネーミングされた系統に属したスリランカプレートかと思えば、食べてみると全くの別物。

キーマカレー単体で口にした時と同様に、比較的マイルドなキーマカレーの口当たりに、副菜それぞれが勝手気ままに自己主張し始めます。どちらかというと辛味よりも酸味がたった味わい。
一般的なスリランカプレートでもないし、写真だけ見たらピビンバのようにも見えるけど、辛味や刺激はそこまで強くありません。そのくせ、食べ進めると次第にじわーっとスパイス感があがってきて、あぁやっぱりこれカレーだったんだと感じさせます

追いトッピングの肉マシは「排骨(パイコー)」。モデナ産のオーク樽で熟成されたバルサミコ酢で煮込んで、八角、五香粉などのスパイスで風味付け。こちらも、バルサミコ酢で煮込んでいることもあって、ちょっと風味が一般的なものとは違っています。


いやぁ、独創的で面白いカレーを久々にいただきました。

元々食品会社に勤めておられた店主さん、Instagramなどを見てもなんだか色々と研究(妄想)されている様子がうかがえます。

妄想スパイスカレー……いいなぁ、このままもっともっと妄想して面白いカレーを提供してください!

店名 ムムポンド
ジャンル カレー
住所 大阪市北区堂山町11-14 FRUIT COCKTAIL & ITALIAN KITCHEN Cuore(間借り営業)
電話番号 未確認
交通手段 大阪メトロ谷町線・中崎町駅(3番出口)から徒歩5分
営業時間 不定期営業 (Twitterを要確認)
木曜日は本町にある「コンセントカフェ」で間借り営業
定休日 不定期
サイト Twitter / Instagram / 食べログ